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皆さん、こんにちは。金沢@大阪市立自然史博物館です。
博物館のまわりの長居植物園にバタフライガーデンを創設していて、フジバカマなどの吸蜜植物をたくさん植えています。しかし、昨年に比べると、夏の猛暑でフジバカマ類のできがいまいちです。夏枯れですね。
昨年に引き続き、今年も植物園にお願いして、マーキング調査ができるようになりました。入園料を払ってマーキングするのは、10月23日(日)までの9:30〜15:00に可能です。次の説明を読んで、所定の手続きにより、行ってください。
ベテランの方はボランティア指導者としての活動もできます。マーキング希望者が来たら、指導していただきますが、来なければ、自由にマーキングしてもらえます。指導者を希望される方は私宛てに個人メールをください。
長居植物園・自然史博物館 40周年記念事業 蝶のオアシスinおおさか ―長居植物園バタフライガーデン ― 旅をする蝶・アサギマダラをマーキングしよう!
観察・マーキングにおける注意事項 ●他の方の観察・撮影・マーキングを邪魔しないでください。 ●マーキングに挑戦する方は、許可を受けて、定められた方法で行い、マーキングデータを提出してください。
マーキング許可申請の方法 花と緑と自然の情報センター内の総合案内で、マーキング者名簿に氏名・連絡先等をご記入ください。マーキング名札・パンフレット・記入用紙をお渡しします。終了後に記入した用紙と名札を返却していただきます。データが必要であれば、写真を撮っておいてください。マークは「イニシャル(IKAなど) 個体番号(01〜など) OSA(大阪の意味) 日付(10.1など)」を使っていただきます。
OSA以外の記号のついたアサギマダラを撮影・捕獲したら、用紙に記入した後、写真ファイルを博物館の金沢(kana@mus-nh.city.osaka.jp、090-3724-1321)にメール添付(400KBまで)して送ってください。
指導者としての入園もできますので、事前に博物館の金沢に許可を受けて、博物館南側通用口から入館・園してください。
開設の主旨 長居植物園と自然史博物は、2014年4月に開園・館40周年を迎えました。40周年を記念して、旅をする蝶・アサギマダラなどの長距離を移動するチョウたちが、大都会の大阪市内で休憩できるオアシスを長居植物園内に創設しました。市民の皆様に観察・マーキングの機会を提供します。
アサギマダラは春〜初夏に北上し、本州の高地で繁殖して、秋に急速に南下して、台湾、香港などに到達する個体もいる、旅をする蝶として有名です。その生活は、一般の多くの蝶愛好家によるマーキング調査により徐々に明らかになってきました。そのような季節的な長距離移動を行うチョウは、ウラナミシジミ、ツマグロヒョウモン、カバマダラ、イチモンジセセリなど、他にもいることが自然史博物館の調査でわかってきました。
これらの旅をするチョウの吸蜜植物と食草を集中的に植栽し、解説パネルを備えたバタフライガーデンが「蝶のオアシスinおおさか」です。集まったアサギマダラなどのチョウたちを観察したり、マーキングする場所です。ぜひ、旅をするチョウたちに会いにきてください。
ここには通常のバタフライガーデンも併設していますので、3月末から12月初めまでいろいろな蝶の成虫を、冬期には越冬中の姿を観察することができます。
創設の方針 ●殺虫剤・除草剤などの農薬散布は行わず、多くの草本と天敵による多様性を維持します。 ●マーキング以外の捕獲を禁止します。 |